クリニカルリーズニングの演題@第56回日本作業療法学会
第56回日本作業療法学会の演題発表のうち
「クリニカルリーズニング」に関連すると思われる演題を集めてみました。
クリニカルリーズニングに関して、書籍の出版や研修会の開催など,日本の作業療法において注目が集まっています。
この領域の研究は、①養成校から卒業後の連続的な学習が重要だという潮流、②日本でもクリニカルリーズニングの重要性が認識され始めたこと、③学習に活用できる尺度が開発されたこと等、ますます発展が見込めるテーマです。
また、本学会のテーマ「Sustainable(持続可能な)」として、「教育」はキーワードですね。
そこで、わたしの研究テーマでもある「クリニカルリーズニング教育(あるいは学習)」に関連すると思われる演題を集めてみました。
(*個人の調べですので、漏れなどがあったらご容赦ください。もしよろしければぜひ教えてください)
口述発表
診療参加型実習における学生の臨床思考過程を高める効果的手段の開発に向けた事前調査―フォーカス・グループ・ディスカッション―(https://jotc.mas-sys.com/ot56/pdf/endai100886.pdf)
作業遂行6因子分析ツール(OPAT6)を用いた臨床指導プログラムの実践報告(https://jotc.mas-sys.com/ot56/pdf/endai100888.pdf)
事例基盤型学習は新人作業療法士のクリニカルリーズニングに影響を与えるか―混合研究法―(https://jotc.mas-sys.com/ot56/pdf/endai100511.pdf)
ポスター発表
目標設定における作業療法士のクリニカルリーズニングと傾向―回復期病棟を対象としたインタビュー調査―(https://jotc.mas-sys.com/ot56/pdf/endai100287.pdf)
毎年、数演題はありましたが、第56回の日本作業療法学会でも4つありました。
最近、書籍などが出版されていますが、まだまだ主に海外の研究知見の引用あるいは実務者の経験による記述が多いのが現状です。
ですので、日本のクリニカルリーズニングの研究数(演題数)が増えることと、その質を高めていくことが急務かと思います。
わたしも着々とクリニカルリーズニングの研究を進めていきつつ、関心のある方の輪を広げたり、コラボレーションしていけたらと思っています。
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